2012年発足した協会で現在は7つのワイナリーが加盟しています。
100年超えるワイナリー、日本でも珍しい都市型ワイナリーなど個性豊
かなワイナリーが協会員として活動しています。
近代の大阪府内で栽培されている葡萄は、明治11年(1878年)頃、当時の大阪府育苗園から柏原市に甲州葡萄の苗が移植されたのをきっかけに明治、大正期に中河内、南河内地域に広がり、現在にわたって栽培されており、100年以上の古い歴史があります。また、この地域は昭和の初期には、全国1位の栽培面積を誇った葡萄産地です。現在も大都市にある日本有数の産地として有名で、5月から9月まで全国3位の生産量を誇るデラウェアや、シャインマスカットなど様々な葡萄が販売され、旬の時期には各地に直売所が立ち並び、観光ぶどう狩りも行われています。河内(中河内、南河内)地域の中小果実酒製造者は、この古い歴史を持つ葡萄に寄り添うように、100年近くワインを造り続けてきました。世界に誇れるワインを醸造しているというプライドをもって日々、葡萄畑の手入れからワインの醸造、販売を行っています。
大阪ワイナリーの魅力は都心から約40分で行けるワイナリー畑があることです。この畑(生産地)が消費地に近いということは、世界でも大変めずらしく、国内では山梨長野なども都心から約2時間かかります。
また、大阪は食の都といわれており、こだわりの食材や料理に合う、地元ワインとして注目されています。
G20大阪サミットが2019年6月28日と29日に開かれました。初日のワーキングランチや首脳夕食会でさまざまな料理、飲み物が振る舞われました。
大阪府内で栽培されている葡萄は、明治11年ごろ当時の大阪府指導園から柏原市に甲州葡萄の苗が移植されたのをきっかけに明治、大正期に中河
内、南河内地域に広がり、現在にわたって栽培されており、100年以上の古い歴史があります。また、この地域は昭和の初期には、全国1位の栽培面積を誇った葡萄産地です。
我々、河内(中河内、南河内)地域の中小果実酒製造者は、この古い歴史を持つ葡萄に寄り添うように、100年近くワインを造り続けてきました。また、長年にわたって醸造技術を研鑽し、世界に誇れるワインを醸造しているというプライドをもって、日々、葡萄畑の手入れからワインの醸造、販売を行っています。
しかし、先人たちが苦労してブドウ畑を開墾し、その葡萄で醸してきた大阪のワインですが、現在、日本のワインに関する大阪の認知度は、山梨などに後れを取り、ほとんど知られていない状況です。
また、葡萄栽培農家は、高齢化や若者の農業離れなどの環境の中、休耕する葡萄園が日々増加しており、我々の原材料である葡萄果実の確保もままならない状況がすぐそこまで迫っています。
そのほか、我々を取り巻く環境は、少子高齢化、若者のアルコール離れ、国内のデフレ経済及び円高状態の長期化や世界的な経済状況の悪化など、大きく変化し、転換期を迎えています。
この状況を打開すべく、需要振興イベントの実施などを通じて「大阪ワイン」ブランドを全国に発信して認知度を上げ、需要振興に努めるとともに、勉強会等による協会会員のスキルアップ、葡萄生産者である農家をバックアップするための農作業の共同化などのシステムの構築等、とに
かく、大阪府下の葡萄、ワイン関係者が元気に生き生きと自信と誇りを持って葡萄を育み、ワインを醸造し、そのワインを消費者に提供することはできないかと考え、同じ志を持った河内(中河内、南河内)地域の中小果実酒製造業者がその力を結集し、ここに大阪ワイナリー協会を設立するものであります。
大阪ワイナリー協会 設立発起人一同